ゲーム業界に強い！おすすめ転職エージェント11選と未経験・キャリア向けのポイント

ゲーム業界は就職、転職先として人気があるため、一人で転職を成功させるのは非常に大変です。また、現状働いている人が多いので、転職活動の時間を作るのも苦労するでしょう。そんなとき頼りになるのが、ゲーム業界に特化した転職エージェントです。

とはいえ、「転職エージェントをどのように利用したらいいかわからない」という人も多いでしょう。そこでこのコラムでは、転職エージェントの選び方やメリットなどを紹介しつつ、ゲーム業界に強い転職エージェント11選を紹介します。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

ゲーム業界に強い転職エージェントの特徴と選び方のポイント

この項目では、まずゲーム業界に強い転職エージェントの特徴を記載しますので、ぜひ転職エージェント選びに役立ててください。

ゲーム業界に強いコネクションがあるか

転職エージェントには、さまざまな業種を扱う総合型のエージェントと、特定の業界に特化した転職エージェントがあります。ゲーム業界に強いコネクションを持つ転職エージェントなら、ゲーム業界への転職を望む人のニーズに応え、適切なマッチングをしてくれることが期待できます。

また、ゲーム会社に対して太いパイプがあれば、一般の求人サイトには載らない非公開求人を扱っているケースが多いので、ゲーム業界への転職希望者にとって、一般的な求人サイトで出会えない求人情報を得られるメリットがあります。

ゲーム業界に特化したサポートが充実しているか

ゲーム業界に強いエージェントなら、ゲーム業界に特化したサポートが期待できます。

たとえば、ゲーム会社の採用担当者に刺さりやすい履歴書の書き方や面接対策などが代表的なサポートです。また、ゲーム業界を目指すクリエイターにとって重要な提出物であるポートフォリオの作り方に対して、アドバイスしてくれる転職エージェントも存在します。

キャリアアドバイザーがそもそもゲーム業界に明るいか

ゲーム業界にはパブリッシャーとデベロッパー、コンシューマーとスマートフォン向けゲームなど、他業種とは異なる文化や構造があります。そのため、企業と転職希望者を適切にマッチングするためには、キャリアアドバイザーがゲーム業界に精通していることも非常に重要です。

たとえばゲーム業界での業務経験者が多いなど、各社でアピールポイントがあるので、転職エージェントを選ぶ際には、ぜひキャリアアドバイザーの質をチェックしてみましょう。

ゲーム業界に強い！本当におすすめの転職エージェント11選

ここからは、ゲーム業界に強い転職エージェント11選について、概要や個別の特徴を紹介していきます。どのエージェントにもそれぞれの個性があり、力を入れている部分が異なるので、ぜひじっくりと見極めて、自分にあった転職エージェントを選んでください。

ゲーム業界の転職で転職エージェントを利用するメリット

この項目では、ゲーム業界への転職活動において、一般の求人サイトではなく業界特化型の転職エージェントを利用することのメリットを紹介します。

自分に合った転職先を業界に精通したエージェントが紹介してくれる

ゲーム業界内には、大きく分けてゲームの企画やリリースを行うパブリッシャーと、開発や制作を担当するデベロッパーの2種類があります。また、コンシューマー向けのゲーム開発を多く行っている会社とスマートフォン向けのゲームを扱っている会社、どちらにも力を入れている会社などがあり、立ち位置の違いが複雑です。

さらに、得意とするゲームのジャンルも含めると、ニーズが多岐にわたるため、多くの職種を扱う総合転職エージェントに適切なマッチングを望むのは困難です。

一方、ゲーム業界に精通した転職エージェントなら、利用者の希望の職種や条件を踏まえて、細かいマッチングができるので、クリエイターとクライアントの双方にとって役立つ存在なのです。

転職に有利な面接対策・履歴書（職務経歴書）の書き方をアドバイスしてくれる

どの業界にも採用担当者に響く履歴書の書き方や面接対策があります。そしてゲーム業界にも、やはり固有の傾向がありますから、ゲーム業界に特化した転職エージェントであれば、適切な対応をアドバイスしてくれます。

また、ゲーム業界への転職を目指すクリエイターはポートフォリオの提出を要求されることが多いですが、良い転職エージェントなら、ポートフォリオのまとめ方にもアドバイスしてくれるでしょう。

雇用条件の交渉など言いにくいことも対応してくれる

転職希望者としては、給料や待遇、勤務先や配属先など、「個人では交渉しにくい」と思うことが多いでしょう。そんなとき転職エージェントがいれば、第三者的立場から企業に交渉してもらえるメリットがあります。これを踏まえて、転職エージェントには遠慮せず、転職時に希望することは何でも話してみることをおすすめします。

転職に関する様々な不安に対してアンサーをくれる

転職に関しては、誰しも不安に思うことや疑問を感じることがあるでしょう。例えばスケジュール感や履歴書の書き方など、聞きたいこともあると思います。また、書類提出や面接でうまくいかなかった場合に、何が悪かったのか、どの部分を反省すべきなのか、聞きたくなることでしょう。

そんなとき、転職エージェントは利用者が感じているさまざまな疑問や不安に答えてくれるので、ぜひ相談してみてください。

ゲーム業界の転職エージェントを利用する流れ（相談～転職成功まで）

ゲーム業界の転職エージェントを利用する際の一般的な流れを、最初の相談の段階から転職成功まで、順を追って解説します。

ゲーム業界の転職を有意義なものにするための転職エージェントの活用方法

ここでは、ゲーム業界への転職を成功させるための、有効な転職エージェントの利用方法を解説します。

一つに絞らず複数の転職エージェントに登録する

各転職エージェントはそれぞれ付き合いが深い会社をもっています。そのため、複数の転職エージェントを利用することで得られる情報が増え、転職のチャンスが広がります。

とはいえ、管理できないほど多くの転職エージェントに登録しても、対応が大変です。これらの点を踏まえて、転職エージェントは1社に絞るのではなく、2～3社に登録することをおすすめします。

また、複数の転職エージェントを使う場合は、その旨を担当者に伝えることも忘れないでください。転職エージェントも仕事の成果を上げたいと考えていますから、よりよい企業の紹介が期待できるでしょう。また、他社を使っていることを告げていない状態で内定が決まると、それからのやりとりが面倒なので、事前に情報は開示しておきましょう。

スキルや経歴など等身大の自分を転職エージェントに伝える

自分が持っているスキルや経歴、経験値などは過不足なく転職エージェントに伝えてください。

「できるだけ早く、良いゲーム会社に転職したい」という思いが強いと、現実より自分を大きく見せたい気持ちが働くかもしれませんが、嘘の情報を使って内定を決めても、転職してから気まずい思いをすることになります。

そのため、ぜひ等身大の自分を転職エージェントに伝えるようにしてください。

転職の希望条件を妥協せずに伝える

転職に関して収入や待遇などで希望することがあれば、遠慮なく転職エージェントに伝えることをおすすめします。仮に過大な要求であった場合、転職エージェントが実現困難と答えてくれるでしょう。この点だけでも面接官に直接過大な要求をして呆れられることを防げるメリットがあります。

また実現の可能性があるなら、転職エージェントは誠意をもって交渉してくれることと思います。必ずしもすべての望みが叶うかはわかりませんが、言わなければ最初から実現できませんから、まずは転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントに対して真摯な対応をする

転職エージェントは転職を成功させるためのパートナーですから、連絡に対してはできるだけ早めにレスポンスすることや約束を守ること、礼節をもって接することなど、真摯な対応を心掛けましょう。

対応が遅ければ本気度が低いと判断されがちですし、エージェントも人間ですから雑に扱われれば信頼関係は結べません。また、エージェントへの誠実さが伝われば、クライアントへも誠実な人柄をアピールしてもらえるメリットもあります。

自分と担当者の相性が良くないと感じたら早めに伝える

エージェントとの相性が良くないと思った場合、早めに合わない旨を伝えて、担当を交代してもらいましょう。

人間同士である以上合わない人はどうしても存在しますから、誠意をもって接しているのに信頼関係が結べないなら、遠慮することはありません。

ゲーム業界での転職に関するよくある質問

この項目では、ゲーム業界への転職を行う際によくある質問を紹介します。

業界未経験ですがゲーム業界への転職は可能でしょうか？

経験がある人に比べると、未経験者が不利なことは確かです。とはいえ、未経験であってもゲーム業界への転職をあきらめる必要はありません。

たとえばゲームとは直接的に関係なくても、プログラマーやCGデザイナーなどのクリエイティブな仕事をしていた人や、営業や経理などの一般職でも、これまでの業務経験が生かせるならそれをアピールした転職活動ができます。

一方、過去の実績が生かしにくい経歴であれば、まずデバッガーなどの比較的経験を要求されない職種を選んだり、派遣やアルバイトで実績を積んだりする方法もあります。

また、コンシューマー向けのゲーム開発を専門とする会社より、スマートフォン向けのゲームを扱っている会社の方が参入障壁は低めです。これらの点を踏まえて、ぜひあきらめずに状況にあった手段を探してください。

ゲーム業界はハードな会社が多いと聞きましたが本当でしょうか？

ゲーム開発には納期があるため、各セクションに課せられた期限を守るために残業をしなければならないこともあります。

もちろんゲーム開発を始める時には、各工程にバッファをもって実現可能と思われる予定を組みます。しかし、ゲーム開発には「新しいものを生み出す」という側面があるため、予期せぬことも起こります。そのため、ときには日程的に厳しい事態におちいることもあり、残業が続くことはあり得ます。

とはいえ、近年はゲーム業界でも、他業種と同様にホワイト化が進んでいます。そのため、納期に追われて残業することはあっても、目途が立ったらしっかり休む、という意識は浸透してきています。

ただし、残業に対する許容量は人によって異なるでしょうから、転職エージェントを利用するのであれば、ぜひ事前に許容値を伝えておくことをおすすめします。

ゲーム業界が求めている人材の特徴を教えてください

クリエイティブなスキルに関しては求める内容がゲーム会社ごとに異なるので、ここでは細かいスキルではなくゲーム業界で求められる一般的素養について解説します。

まずゲーム開発はプロジェクト制で行うため、コミュニケーションスキルは欠かせません。また、ゲーム開発は常に新しい情報や技術に接する業種であるため、積極性や好奇心も必要とされます。ほかにも、納期を守るための管理能力や、論理的思考力などが求められることもあるでしょう。

さらに、ゲームが好きで「面白いゲームを作りたい」という情熱を持っていることも大切な要素です。ぜひ面接などに望む際には、上記の点を踏まえたアピールをしてください。

ゲーム業界にはどのような職種がありますか？

ゲーム開発はプロジェクトを組んで分業して進めることが多く、さまざまな専門性をもつプロフェッショナルが存在します。

ゲーム業界の職種を大きく分けると、開発をまとめるプロデューサーやディレクター、企画を担当するプランナー、ビジュアル面を扱うデザイナーやアニメーター、システムやプログラムを担当するエンジニアやプログラマー、サウンドクリエイターやシナリオライター、デバッガーなどが存在します。

ゲーム業界の平均年収を教えてください

ゲーム業界の平均年収は500万円前後と言われています。一方国税庁は「令和4年分 民間給与実態統計調査」で、令和4年の平均給与を458万円と発表しているので、ゲーム業界の平均給与は社会全体と比べてやや高い数値とわかります。

とはいえ、大手ゲーム会社であれば平均年収が1,000万円を超えるところもありますし、個人のスキルや実績によっても収入の差は出ます。

これを踏まえると、ゲーム業界は平均的に多くの人より高い年収を得やすいうえに、スキルや実績を高めれば高収入を得られる仕事ということができます。

ゲーム業界での面接はどのようなことを聞かれるのでしょうか？

ゲーム業界の面接で聞かれることが多いのは、なぜゲーム業界なのか、なぜその会社なのか、という質問です。

これに対して、「ゲームが好きだから」という返答は良いとは言えません。ゲーム会社は個々に得意な技術やジャンルを持っているので、雑な回答をすると「ゲーム会社ならどこでも良い＝当社でなくて良い」と判断されます。

そのため、面接を受ける際にはその企業の特徴や得意な分野を把握しておくこと、それに対して自分がどのように絡み、どう貢献していくのかを考えて臨みましょう。

ゲーム業界特化の転職エージェントは一般的な転職エージェントとどういった違いがありますか？

ゲーム業界では役割を細かく分類して開発を行うので、ゲーム業界のことを知らないエージェントでは適切なマッチングが期待できません。

転職する人の希望や素養とクライアントのニーズがあわないまま転職すると、誰も幸せになれませんから、ゲーム業界に転職するのであれば、ぜひ業界に特化したエージェントを利用してください。

【まとめ】ゲーム業界の転職は専門の転職エージェントを利用し賢く進めよう！

ゲーム業界への転職を目指す人に向けて、専門性が高い転職エージェントのメリットや選び方を解説しつつ、おすすめの転職エージェントも紹介しました。

転職エージェントは企業とのパイプを生かして転職をサポートしてくれる存在です。特に在職しながら転職活動をする人は時間も取りにくいですから、転職エージェントは強い味方となるでしょう。ぜひ転職の際は、信頼できる転職エージェントを選んでサポートを受けてください。