Web開発を行ううえで、Webディレクターは欠かせない仕事なので、業界内で高い需要をもっています。そのため、「これからWebディレクターになりたい」という人は多数存在します。またすでにWebディレクターとして活躍している人なら「Webディレクターとしてキャリアアップしたい」といった理由で転職を目指すこともあるでしょう。
とはいえ、就労しながら転職活動をするのは大変ですから、転職エージェントの存在がクローズアップされています。そこでこのコラムでは、Webディレクターにおすすめしたい転職エージェントを紹介し、その特徴やメリット、活用方法を記載しますので、ぜひ参考にしてください。
キャリア別Webディレクターの転職におすすめの転職エージェント
Webディレクターとして転職エージェントを選ぶ際には、自身のキャリアにあった転職エージェントを選ぶことが重要です。そこでこの項目では、まずキャリアのフェーズを4種類に分け、それぞれのタイプにあった転職エージェントをおすすめします。
なお、この項目で紹介する転職エージェントは、当コラムの「Webディレクターの転職に強い!本当におすすめの転職エージェント10選」の項目で詳しく特徴を記載していますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。
未経験からWebディレクターになりたい人向け転職エージェント
業界未経験の状態でWebディレクターを目指すのであれば、オリジナルの履歴書や職務経歴書のテンプレートを用意して、転職経験が少ない人を積極サポートするアルバトロス転職がおすすめです。
また、社員雇用を目指してまず派遣社員として働く紹介予定派遣も扱っているCREATIVE VILLAGEやシリコンスタジオエージェント、20~30代の若い層への転職サポートに注力しているツナグバも未経験社の転職をサポートしています。
Webディレクターとしてキャリアアップを図っている人向け転職エージェント
キャリアアップに重点を置く転職を希望する人には、クリエイターとしてのキャリアアップをサポートするCREATIVE VILLAGE、入社後のキャリアアップまで考えてくれるアルバトロス転職、ミドルクラスやハイクラスの管理職・専門職向けの転職エージェントであるJACリクルートメントなどの転職エージェントがおすすめです。
ワークライフバランスを重視した転職をしたい人向け転職エージェント
ワークライフバランスを重視する人には、『自分らしく働ける会社へ』をモットーとするアルバトロス転職や、正社員・派遣社員・フリーランスなど幅広い働き方へのサポートを行うシリコンスタジオエージェントをおすすめします。
また、求人検索時の選択項目に、「残業少なめ」、「フレックス」、「リモート」などの選択肢があるR-Stoneや、企業訪問で各企業の残業時間や子育てしながら就労している人の多さも把握しているレバテックキャリアなども良いでしょう。
フリーランスのWebディレクターとして活躍したい人向け転職エージェント
フリーランスのWebディレクターを目指すのであれば、フリーランス向けの案件を多数扱っているCREATIVE VILLAGEやシリコンスタジオエージェント、登録時の最初の入力項目に「正社員」と「フリーランス」のふたつがあるレバテックキャリアなどを推奨します。
Webディレクターの転職に強い!本当におすすめの転職エージェント10選
この項目では、Webディレクターの転職に強い転職エージェント10選の名称や特徴を紹介します。
マイナビクリエイター
マイナビクリエイターはWebやゲーム、IT関連業界に特化した転職エージェントで、専門性、マッチング力、満足度の3点を強みとしてアピールしています。
マイナビクリエイターにはITやWeb業界出身のキャリアアドバイザーが在籍しているので、効果的なポートフォリオの作り方をアドバイスしてもらえます。また、業界に精通したキャリアアドバイザーだからこそ、転職希望者の経験やスキル、企業側のニーズを踏まえた適切なマッチングが期待できます。
さらに、転職活動プロセスを簡易化してくれる点や企業対策の総合性が高い点などで転職希望者の満足度向上を目指す方向性も魅力です。ほかにも、キャリアアドバイザーが担当する転職希望者数を絞って、対応を細やかにするなどの工夫も見られます。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 不明 |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | マイナビクリエイター |
CREATIVE VILLAGE
CREATIVE VILLAGEは、1990年の設立以来30年以上の歴史をもつ株式会社クリーク・アンド・リバー社が運営しています。Web、ゲーム、映像、広告など多数の業界の案件を扱っており、業界ごとに選任のエージェントがいるので、転職希望者のスキルや要望を踏まえたマッチングを得意としています。
CREATIVE VILLAGEは、正社員、契約社員としての求人だけでなく、派遣社員として働く道もサポートしていますし、社員雇用を目指してまず派遣社員として働く紹介予定派遣も扱っています。また、フリーランス向けの案件も紹介しているなど、幅広い対応も魅力です。
また、CREATIVE VILLAGEは東京、大阪、名古屋、札幌、福岡、仙台にオフィスをもっているため、全国的なサービス展開ができます。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 75,000件以上(非公開求人含む) |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | CREATIVE VILLAGE |
アルバトロス転職
アルバトロス転職は2022年に設立された株式会社アルバトロスが運営しており、「自分らしく働ける会社へ」という理念をもっています。
対応エリアは全国におよび、常時1万件以上の求人を保有しています。また、年中無休、朝9時から23時までサポートしてくれるので、在職中で日々多忙な人にもおすすめです。さらに、LINEを使って気軽に相談できますから、やり取りがしやすい魅力をもっています。申し込み後であれば、希望する人に向けてキャリアカウンセリングを提供していますし、その結果を踏まえて求人紹介もしてくれます。
ほかにも運営会社が、転職サポート以外に退職代行業やセルフ退職の支援もしているなど、退職関連で困っている人に特化したサービスがあるのも大きな特徴です。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 常時1万件以上 |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社アルバトロス |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | アルバトロス転職 |
ツナグバ
ツナグバは20~30代の若い層への転職サポートに注力しており、社会人経験がある第2新卒の人に特化した転職エージェントです。
この年齢層であれば業務経験が少ないのは仕方のないことですが、転職活動をするうえで、スキルのアピールができない点に不安を感じやすいでしょう。ツナグバはそんな不安を持つ人に対して、中長期的な視点から、スキルアップが可能な仕事をサポートしてくれます。また、転職に必要な職務経歴書や履歴書などの書類作成を代行してくれるので、初めて転職する人にとっても心強い味方となってくれるでしょう。
転職アドバイザーは5,000人以上の相談実績をもっていますから、過去の豊富な経験を生かしたサポートやアドバイスが期待できます。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 常時1万社以上 |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社ツナグバ |
対応エリア | 不明 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | ツナグバ |
シリコンスタジオエージェント
シリコンスタジオエージェントの運営元であるシリコンスタジオは、ミドルウェア開発を専門とする会社です。そのため、ゲームやITに関連する企業に複数のパイプをもっています。この特徴を生かして90%以上の取引をゲーム・アミューズメント業界と行っている点が大きな特徴です。
シリコンスタジオエージェントは面接日や就業開始日、報酬や残業時間など、細かいところまで転職希望者のライフスタイルに沿って交渉してくれます。また、対象企業を絞って履歴書や職務経歴書の対策をしてくれる点も魅力です。
さらに、「社員雇用を目指したいがスキルに不安がある」といった人に向けて、社員登用の可能性がある紹介予定派遣も扱っているので、まずは派遣社員として働く手もあります。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 5,000件以上 |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | シリコンスタジオ株式会社 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | シリコンスタジオエージェント |
HIGH-FIVE
HIGH-FIVEを運営するクリーク・アンド・リバー社は、クリエイターに特化したエージェントとしての活動を30年以上も続けています。そのため、「量より質」を重視した転職サポートができますし、転職希望者の「転職軸」を踏まえたアドバイスも行っています。
また、クリーク・アンド・リバー社は「プロフェッショナルの生涯価値の向上」と、「クライアントの価値創造への貢献」というふたつのミッションをかかげており、クライアントとクリエイターの双方の満足を目指しています。
ほかにも、HIGH-FIVEは書類選考通過率平均62%という高い実績をもっていますし、入社決定者の定着率が98.7%以上という数値から、適切なサポートやマッチングが行われていることもうかがえます。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 1309件(2024年5月25日現在) |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | HIGH-FIVE |
R-Stone
R-StoneはIT、Web、ゲーム業界に特化した転職エージェントです。ITやWeb業界に関連する知識を豊富にもつコンサルタントやキャリアドクターが転職をサポートしてくれるので、柔軟でスピーディーな交渉が期待できます。
運営元であるアールストーンは2007年に設立され会社で、約2万人のキャリア相談を受けてきた実績があり、2024年4月末時点で約3,000の会社との取引を行っています。専属コンサルタントの細やかな対応と、チーム体制によるフォローがあるので、総合的な情報提供が行われる点もR-Stoneの強みです。
R-Stoneは就労しながら転職を目指す人に向けて、20時開始までの面談を受け付けています。また、R-Stoneはフリーランス向けのIT、Web関連の求人も多数扱っています。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 約3,792件(2024年5月24日現在) |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社アールストーン |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | 【R-Stone(アールストーン)】 |
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化したエンジニアとクリエイター専門の転職サポートです。求人検索の段階で「ITエンジニア求人検索」と「デザイナー求人検索」に分けられているので、インフラエンジニアが求める求人情報にたどり着きやすいメリットがあります。
また、レバテックキャリアの担当者は年に1万回以上も企業を訪問し、現場の情報を細かく収集しています。その際、人事やエンジニア、プロジェクトマネージャーなど複数の立場の人と交流し、その企業がもつスキルや職場の雰囲気、キャリアアップ支援や福利厚生の充実度、平均的残業時間など、細かい点まで情報収集を行っているため、利用者の希望を踏まえたマッチングが期待できます。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 24,000件以上 |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | レバテック株式会社 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | レバテックキャリア |
JACリクルートメント
JACはミドルクラスやハイクラスの管理職・専門職向けの転職エージェントで、運営元は株式会社ジェイエイシーリクルートメントです。
JACには複数のサービスブランドがあり、ITやWeb業界などのデジタルコンテンツを扱う会社への転職を希望する人に向けて「JAC Digital」を用意しています。JAC Digitalでは、IT・デジタルに精通したコンサルタントが転職をサポートしており、インフラエンジニアの転職も扱っています。
なお、JACが扱うIT、デジタル関連の求人は半数以上が年収1,000万円超ですし、年収800万円以上の案件は80%を超えます。そのため、転職の実現だけでなく、年収の向上をめざして転職を考える人や、経営に近いポジションで働きたい人にJACはおすすめです。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 不明 |
非公開求人数 | 非公開求人率65% |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
対応エリア | 北関東(群馬/栃木/茨城/埼玉)、神奈川、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、中国エリア(広島/岡山)、福岡、海外 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | JACリクルートメント |
ユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアは、ITやWeb業界、ゲーム業界の転職に精通した転職エージェントです。
過去にIT業界で実働していたアドバイザーが多数在籍しているため、それぞれの業種に向けた適切なサポートが期待できます。またユニゾンキャリアは完全無料のITスクールを運営しているので、「インフラエンジニアとして働きたいがスキルに不安がある」と悩んでいる人におすすめです。このスクールには元エンジニアの講師が常駐しているので、疑問があるときにも素早く解消できます。
さらにユニゾンキャリアはIT業界の内部事情に精通しているため、インフラエンジニアを目指す人に業務の流れなどを事前に説明することで、入社後に感じがちなギャップを小さくする取り組みもあります。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 10,000件以上(対象は経験者のみ、非公開求人含む) |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社ユニゾン・テクノロジー |
対応エリア | 不明 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | ユニゾンキャリア |
Webディレクターの転職で転職エージェントを利用するメリット
この項目では、Webディレクターの転職において、転職エージェントを利用するメリットを解説します。
自分に合った転職先を業界に精通したエージェントが紹介してくれる
ひとくちに「Webディレクター」と言っても、デザイン・クリエイティブ系のWebディレクターや運営管理系のWebディレクター、マーケティング・企画系のWebディレクターや営業系のWebディレクターなど細かい違いがあります。
幅広い職種を扱う一般的な転職エージェントは、上記のような違いを踏まえることは難しく、転職希望者や企業にとって、もどかしいこともあるでしょう。
一方、業界に精通した転職エージェントであれば、企業のニーズを踏まえつつ、転職希望者のスキルや経験、要望やライフスタイルにあったサポートを期待できます。
転職に有利な面接対策・履歴書(職務経歴書)の書き方をアドバイスしてくれる
Webディレクターであれば、転職に当たってこれまでどのような環境や規模の業務に携わってきたかを問われます。そのため、ITやWeb、ゲーム業界など特化する対象を細分化した転職エージェントなら、企業が求めるスキルや経験値を理解したうえで、面接対策や履歴書(職務経歴書)の書き方をアドバイスしてくれるでしょう。
また、Webディレクターの転職にもポートフォリオの作成は不可欠ですが、紹介企業と親しい転職エージェントなら、採用担当者の心に刺さりやすいようポートフォリオの内容にもアドバイスしてくれるでしょう。
雇用条件の交渉など言いにくいことも対応してくれる
転職希望者としては、「企業に対して要求が多いと悪印象をもたれるのでは?」という意識が働きやすいので、雇用条件の交渉で妥協しがちです。
しかし、転職エージェントなら、企業に対して第三者的立場から、給与や待遇などを交渉してくれます。そのため転職を果たすだけでなく、有利な条件で転職したい場合にも転職エージェントは役立ちます。
Webディレクターとしての自分の市場価値を客観的に判断できる
転職エージェントを利用せず個人で転職を目指す場合、自己の市場価値を客観視しにくいので、エントリー先の選択にミスマッチが起きがちです。
一方Webディレクターの転職を多数サポートしてきたエージェントであれば、転職希望者の市場価値を踏まえたマッチングをしてくれるので、転職希望者のスキルに対してレベルが高すぎる会社にエントリーしたり、レベルが低すぎる会社に入ったりするリスクを回避できます。
Webディレクターの転職エージェントを利用する流れ(相談~転職成功まで)
この項目では、Webディレクターが転職エージェントに登録するところから、転職を成功させるまでの流れを解説します。
- 1.登録
利用者は転職エージェントのサイトにアクセスして、指示項目を記入する必要があります。
- 2.エージェントからのレスポンス
利用者が登録した情報を見て、エージェントからのレスポンスがあります。
- 3.面談
エージェントと面談を行って、現状のスキルや転職に望むことを伝えます。
- 4.求人紹介
面談の内容を踏まえてエージェントが企業を紹介します。
- 5.書類作成
企業に提出する履歴書やポートフォリオを用意し、エージェントが添削を行います。
- 6.書類選考
書類を受け取った企業が選考を行います。
- 7.面接対策
面接に先駆けてエージェントと一緒に対策を行います。
- 8.面接
企業との面接を行います。
- 9.転職成功
企業からの内定があれば退職して新たな企業に入社します。
Webディレクターとしての転職を有意義なものにするための転職エージェントの活用方法
ここでは、Webディレクターとして転職を成功させるための、有効な転職エージェントの活用方法を解説します。
一つに絞らず複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントは個別に関係性が深い取引先をもっているので、一人の転職希望者に対して企業ごとに異なるマッチングを行います。つまり複数の転職エージェントを活用すると、マッチング先を比較しながら転職活動を進めることができます。
とはいえ、転職エージェントが多すぎると、メッセージなどへの応答が大変ですし、マッチングされる企業への対策にも集中できません。そのため転職時には2~3社の転職エージェントに登録することをおすすめします。
また、同時に複数の転職エージェントを利用する場合、その旨を各担当者に伝えることも必須です。競合する対象があることで、適度な緊張感をもってサポートをしてくれるからです。
スキルや経歴など等身大の自分を転職エージェントに伝える
転職エージェントは提供された情報をもとに最適なマッチングを考えますから、嘘をつかないこと、スキルや経歴、経験値などは正しく伝えることを徹底してください。
虚偽の情報で転職を成功しても、入社後に苦労することになりますし、転職活動中に嘘が露見すれば、活動がしにくくなります。そのため、ぜひ等身大の自分を転職エージェントに伝えるようにしてください。
転職の希望条件を妥協せずに伝える
年収や待遇、働き方や配属先など、希望することがあれば遠慮せず、すべて転職エージェントに伝えましょう。
なかには実現が難しい要望があるかもしれませんが、転職エージェントは実現の可能性がある要望は必ず企業に伝達しますし、明らかに叶わない希望は企業に伝えることなく転職希望者に伝えてくれます。
これらの点を踏まえて、希望する条件があれば、何でもエージェントに伝えておきましょう。
転職エージェントに対して真摯な対応をする
転職エージェントに対しては、約束を守ること、メッセージには早めに対応することなどを意識し、極力真摯な対応をしましょう。
転職を希望する人は、エージェントを自分サイドの人と思うかもしれませんが、エージェントは企業と転職希望者の両方に満足してもらうことを目指しています。そのため、「無礼な人」「約束を守れない人」と判断された場合、大切な取引先である企業へのマッチングを拒否されることもあります。
その一方、転職エージェントに「誠実な人」として信頼されれば、その点も含めて企業にアピールしてもらえますから、転職活動のプラス要素になります。
自分と担当者の相性が良くないと感じたら早めに伝える
もしエージェントとの相性が良くないと感じたら、早めに申し出て担当を交代してもらいましょう。人間同士である以上、相性が悪い人が存在するのは無理のないことです。
また、多くのエージェントは真摯な仕事をしていますが、中には不誠実な人もいるかもしれませんから、「誠意をもって接しているのに信頼関係が結べない」と判断した場合、エージェント会社に相談して担当を変えてもらいましょう。
Webディレクターの転職に関するよくある質問
この項目では、Webディレクターの転職に関連してよくある質問にお答えします。
Webディレクターの平均年収を教えてください
「求人ボックス 給料ナビ」の統計によれば、2024年4月30日現在のWebディレクターの平均年収は477万円と報告されています。
一方、国税庁が発表している「令和4年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本の給与所得者の平均年収は458万円とされているので、Webディレクターは、平均値よりも少し高い収入を得られる職種と考えて良いでしょう。
また、Webディレクターの仕事で年収1,000万円を超える人も少なからず存在しますから、頑張ってスキルアップ、キャリアアップを果たせば、高収入を得ることも可能です。
Webディレクターに求められるスキルや有用な資格を教えてください
Webディレクターに求められるスキルとしては、ワイヤーフレームを作成する経験やスキルのほか、ディレクションスキルなどがあります。これらの経験やスキルが十分にあれば、即戦力として転職しやすいでしょう。
また、Webディレクターにはクライアントと折衝するスキルや、成果物のチェックをするスキルも重視されます。さらに、企画力やSEO対策、Webデザインやサイト分析力があると、なお有利です。
Webディレクターの転職に有効な資格としては、Web解析士やWebアナリスト検定などがあります。これらの資格を取ることでWebディレクターの業務に役立つ知識も得られるので、転職に向けたステータス強化だけでなく、スキルアップやキャリアアップのためにもぜひ前向きにチャレンジすることをおすすめします。
未経験からWebディレクターに転職するのは難しいですか?
Webディレクターへの転職は、スキルや経験などの専門性があるほど有利なことは事実です。とはいえ、未経験からWebディレクターに転職することは不可能ではありません。そもそもWebやIT業界では人手不足が続いていますし、Webディレクターの需要は高いので、未経験の人でも採用したい、と考える企業が少なからず存在するからです。
当コラムで紹介している転職エージェントのなかにも、未経験の人へのサポートを得意とするところがあるので、ぜひ登録・相談してみてください。
Webディレクターの業務内容を教えてください
WebディレクターはWebサイトの作成に関して、企画や制作工程、運用の管理を行う仕事です。
そのため、クライアントや社内の要望を把握し、企画立案や見積もりの作成及び提出、制作開始後のスケジュールや予算、品質を随時チェックして、仕様を満たすことに責任を持ちます。
また、サイトリリース後の運用や分析を担当することもあります。そのためクライアントやプロジェクトメンバーなど社の内外を問わず、コミュニケーションや折衝を行う場面が多数あります。
Webディレクターのキャリアパスを教えてください
Webディレクターのキャリアパスを職種中心に見れば、そのままWebディレクターとしての経験とスキルを高めてスペシャリストになるか、WebプランナーやWebマーケター、WebコンサルタントやWebアナリストなど関連した仕事にスライドするかのどちらかです。
ポジション的な視点に立てば、技術的な立ち位置のままスキルを高めてキャリアを上げていく道と、マネジメントスキルを身につけて管理職に移行していく道が考えられます。
また、組織にとらわれたくない人であればフリーランスになる手もありますし、独立起業して経営者の道を歩む人もいます。
ワークライフバランスを考慮したWebディレクターの転職に大事なポイントはなんですか?
Webディレクターは納期や品質に責任をもつ仕事なので、残業せざるを得ない状況もあります。近年は働き方改革も進んでいるので、深夜まで働くようなことは明らかに減っていますが、ワークライフバランスを重視して残業を特定時間内に納めたいと思う人も多いでしょう。
そんなときは、ぜひ転職時にエージェントに相談して、入社の段階から残業時間のコントロールがしやすい職場へのマッチングを依頼するようおすすめします。
Webディレクター向けの転職エージェントは一般的な転職エージェントとどういった違いがありますか?
Webディレクター向けの転職エージェントは、IT系やWeb、ゲーム業界の企業との取引が多く、各企業の業務内容にも精通しているので、企業と転職希望者の両方にとって的確なマッチングが期待できます。
また、対象企業との関係性の強さから非公開求人を多数扱っているので、一般的な転職エージェントでは得られない情報を獲得できます。
さらに、履歴書や業務経歴書の書き方、面接対応なども業界のセオリーを踏まえてアドバイスしてくれるので、Webディレクターとして転職するのであれば、転職エージェントの利用は必須と考えるべきでしょう。
【まとめ】Webディレクター向けの転職エージェントに相談し、成功を勝ち取ろう!
Webディレクターとしての転職を目指す人に向けて、おすすめの転職エージェントを紹介した上で、転職に役立つ知識を多数紹介しました。
IT、Web系の業界では慢性的な人手不足が続いているので、Webディレクターの需要は非常に多く存在しています。そのためWebディレクターの転職事情は明るいですが、独力で希望や経験に合う企業を選ぶのは簡単ではありません。
それを踏まえて、Webディレクターとしての転職を目指すなら、業界特化型の転職エージェントを積極的に利用することをおすすめします。