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社内SE向け転職エージェント10選!転職成功のコツやよくある質問

IT/Web業界

近年、ITの適切な活用やシステム管理は企業に必須のものとなっているため、社内SEの需要は高まりを見せています。そのため、「これから社内SEを目指したい」という人も非常に多く存在します。またすでに社内SEとして活躍している人なら「転職によってさらにキャリアアップしたい」と思っている人も多いでしょう。

とはいえ、今の仕事をこなしながら転職活動をするのは非常に大変ですから、転職エージェントの存在が欠かせません。そこでこのコラムでは、社内SEとして転職したい人におすすめの転職エージェント10選を紹介し、その特徴やメリット、活用方法を記載しますので、ぜひ参考にしてください。

社内SEの転職におすすめの転職エージェント

社内SEとして転職エージェントを選ぶ際には、まずどのような転職軸をもって転職に臨むかを整理することが重要です。そこでこの項目では転職軸を3タイプに分け、それぞれの条件に適した転職エージェントをおすすめします。

なお、この項目で紹介する転職エージェントは、当コラムの社内SEの転職に強い!本当におすすめの転職エージェント10選」の項目で詳しく特徴を記載していますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。

未経験から社内SEに転職したい人向け転職エージェント

実働業務未経験の状態から社内SEを目指して転職するのであれば、オリジナルの履歴書・職務経歴書を用意して、経験値に自信がない人を応援しているアルバトロス転職がおすすめです。

また、社員雇用を目指してまず派遣社員として働く紹介予定派遣も扱っているCREATIVE VILLAGEやシリコンスタジオエージェント、20~30代の若い層への転職サポートに注力しているツナグバも、未経験社の転職活動を積極的にサポートしています。

社内SEとして大企業を目指す人向け転職エージェント

社内SEとしてすでに豊富な経験があり、収入アップなどを目指して大手企業への転職を考える人には、ハイクラスのSEやITエンジニアの転職に特化した転職サポートをおこなっているTecgateエキスパート、求人検索時のキーワードに「社員数100人以上の求人」があるマイナビクリエイター、全求人が年収500万円以上で年収アップ率が95%以上をアピールするTechClipsエージェントなどがおすすめです。

ワークライフバランスを重視した転職をしたい人向け転職エージェント

ワークライフバランスを重視する人には、『自分らしく働ける会社へ』をモットーとするアルバトロス転職や、正社員・派遣社員・フリーランスなど幅広い働き方へのサポートを行うシリコンスタジオエージェントをおすすめします。

また、R-Stoneは求人検索欄の選択項目に、「残業少なめ」、「フレックス」、「リモート」などの選択肢があり、就労時間を守りながら働きたい人への配慮が見られます。

社内SEの転職に強い!本当におすすめの転職エージェント10選

この項目では、社内SEへの転職を考える人に本当におすすめしたい転職エージェント10選の名称や特徴を紹介します。

Tecgateエキスパート

引用:Tecgateエキスパート

Tecgateエキスパートは、システム開発歴20年の実績をもつ株式会社セルバが運営している転職エージェントです。

ハイクラスのSEやITエンジニアの転職に特化しており、月収100万円以上の案件も多数扱っています。また非公開求人の扱いも多く、希少枠の求人を紹介できるのもTecgateエキスパートの特徴です。フルリモートの案件も扱っているので、居住地域に関わりなく転職の相談ができます。

さらに、Tecgateエキスパートを利用すると、転職希望者のキャリアプランにあわせた案件を紹介してくれること、業界に精通したキャリアコンサルタントが転職をサポートしてくれること、企業への希望条件を担当者が丁寧に交渉してくれることなどのメリットを享受できます。

項目 内容
公開求人数 不明
非公開求人数 不明
運営会社 株式会社セルバ
対応エリア 不明
料金 無料
公式HPURL Tecgateエキスパート

マイナビクリエイター

引用:マイナビクリエイター

マイナビクリエイターはWebやゲーム、IT関連業界に特化した転職エージェントで、専門性、マッチング力、満足度の3点を強みとしてアピールしています。

マイナビクリエイターにはITやWeb業界出身のキャリアアドバイザーが在籍しているので、効果的なポートフォリオの作り方をアドバイスしてもらえます。また、業界に精通したキャリアアドバイザーだからこそ、転職希望者の経験やスキル、企業側のニーズを踏まえた適切なマッチングが期待できます。

さらに、転職活動プロセスを簡易化してくれる点や企業対策の総合性が高い点などで転職希望者の満足度向上を目指す方向性も魅力です。ほかにも、キャリアアドバイザーが担当する転職希望者数を絞って、対応を細やかにするなどの工夫も見られます。

項目 内容
公開求人数 不明
非公開求人数 不明
運営会社 株式会社マイナビワークス
対応エリア 全国
料金 無料
公式HPURL マイナビクリエイター

CREATIVE VILLAGE

引用:CREATIVE VILLAGE

CREATIVE VILLAGEは、1990年の設立以来30年以上の歴史をもつ株式会社クリーク・アンド・リバー社が運営しています。Web、ゲーム、映像、広告など多数の業界の案件を扱っており、業界ごとに選任のエージェントがいるので、転職希望者のスキルや要望を踏まえたマッチングを得意としています。

CREATIVE VILLAGEは、正社員、契約社員としての求人だけでなく、派遣社員として働く道もサポートしていますし、社員雇用を目指してまず派遣社員として働く紹介予定派遣も扱っています。また、フリーランス向けの案件も紹介しているなど、幅広い対応も魅力です。

また、CREATIVE VILLAGEは東京、大阪、名古屋、札幌、福岡、仙台にオフィスをもっているため、全国的なサービス展開ができます。

項目 内容
公開求人数 75,000件以上(非公開求人含む)
非公開求人数 不明
運営会社 株式会社クリーク・アンド・リバー社
対応エリア 全国
料金 無料
公式HPURL CREATIVE VILLAGE

TechClipsエージェント

引用:TechClipsエージェント

TechClipsエージェントは、IT系のエンジニアやコンサルタントへの転職を目指す人に向けた転職支援サービスです。

TechClipsエージェントはマッチング率の高さや2024年5月現在で転職後1年以内に離職した人が8年連続ゼロであることなどをアピールしています。また、全求人が年収500万円以上であること、年収アップ率が95%以上であることなども特徴的です。

さらに、業界経験が豊富なエンジニア出身のコンサルタントが多いうえに、現役エンジニアもコンサルタントを務めているので、転職希望者の強みを企業に伝えやすく、キャリアプランの相談にも対応可能です。登録後の面談はオンラインでもできますし、土曜、日曜のほか夜間にも対応してくれるそうなので希望の時間をご相談ください。

項目 内容
公開求人数 2024年5月25日現在704件(取引会社1,000社以上)
非公開求人数 不明
運営会社 Notari株式会社
対応エリア 東京都内
料金 無料
公式HPURL TechClipsエージェント

アルバトロス転職

引用:アルバトロス転職

アルバトロス転職は2022年に設立された株式会社アルバトロスが運営しており、「自分らしく働ける会社へ」という理念をもっています。

対応エリアは全国におよび、常時1万件以上の求人を保有しています。また、年中無休、朝9時から23時までサポートしてくれるので、在職中で日々多忙な人にもおすすめです。さらに、LINEを使って気軽に相談できますから、やり取りがしやすい魅力をもっています。申し込み後であれば、希望する人に向けてキャリアカウンセリングを提供していますし、その結果を踏まえて求人紹介もしてくれます。

ほかにも運営会社が、転職サポート以外に退職代行業やセルフ退職の支援もしているなど、退職関連で困っている人に特化したサービスがあるのも大きな特徴です。

項目 内容
公開求人数 常時1万件以上
非公開求人数 不明
運営会社 株式会社アルバトロス
対応エリア 全国
料金 無料
公式HPURL アルバトロス転職

ツナグバ

引用:ツナグバ

ツナグバは20~30代の若い層への転職サポートに注力しており、社会人経験がある第2新卒の人に特化した転職エージェントです。

この年齢層であれば業務経験が少ないのは仕方のないことですが、転職活動をするうえで、スキルのアピールができない点に不安を感じやすいでしょう。ツナグバはそんな不安を持つ人に対して、中長期的な視点から、スキルアップが可能な仕事をサポートしてくれます。また、転職に必要な職務経歴書や履歴書などの書類作成を代行してくれるので、初めて転職する人にとっても心強い味方となってくれるでしょう。

転職アドバイザーは5,000人以上の相談実績をもっていますから、過去の豊富な経験を生かしたサポートやアドバイスが期待できます。

項目 内容
公開求人数 常時1万社以上
非公開求人数 不明
運営会社 株式会社ツナグバ
対応エリア 不明
料金 無料
公式HPURL ツナグバ

シリコンスタジオエージェント

引用:シリコンスタジオエージェント

シリコンスタジオエージェントの運営元であるシリコンスタジオは、ミドルウェア開発を専門とする会社です。そのため、ゲームやITに関連する企業に複数のパイプをもっています。この特徴を生かして90%以上の取引をゲーム・アミューズメント業界と行っている点が大きな特徴です。

シリコンスタジオエージェントは面接日や就業開始日、報酬や残業時間など、細かいところまで転職希望者のライフスタイルに沿って交渉してくれます。また、対象企業を絞って履歴書や職務経歴書の対策をしてくれる点も魅力です。

さらに、「社員雇用を目指したいがスキルに不安がある」といった人に向けて、社員登用の可能性がある紹介予定派遣も扱っているので、まずは派遣社員として働く手もあります。

項目 内容
公開求人数 5,000件以上
非公開求人数 不明
運営会社 シリコンスタジオ株式会社
対応エリア 全国
料金 無料
公式HPURL シリコンスタジオエージェント

HIGH-FIVE

引用:HIGH-FIVE

HIGH-FIVEを運営するクリーク・アンド・リバー社は、クリエイターに特化したエージェントとしての活動を30年以上も続けています。そのため、「量より質」を重視した転職サポートができますし、転職希望者の「転職軸」を踏まえたアドバイスも行っています。

また、クリーク・アンド・リバー社は「プロフェッショナルの生涯価値の向上」と、「クライアントの価値創造への貢献」というふたつのミッションをかかげており、クライアントとクリエイターの双方の満足を目指しています。

ほかにも、HIGH-FIVEは書類選考通過率平均62%という高い実績をもっていますし、入社決定者の定着率が98.7%以上という数値から、適切なサポートやマッチングが行われていることもうかがえます。

項目 内容
公開求人数 1309件(2024年5月25日現在)
非公開求人数 不明
運営会社 株式会社クリーク・アンド・リバー社
対応エリア 全国
料金 無料
公式HPURL HIGH-FIVE

R-Stone

引用:【R-Stone(アールストーン)】

R-StoneはIT、Web、ゲーム業界に特化した転職エージェントです。ITやWeb業界に関連する知識を豊富にもつコンサルタントやキャリアドクターが転職をサポートしてくれるので、柔軟でスピーディーな交渉が期待できます。

運営元であるアールストーンは2007年に設立され会社で、約2万人のキャリア相談を受けてきた実績があり、2024年4月末時点で約3,000の会社との取引を行っています。専属コンサルタントの細やかな対応と、チーム体制によるフォローがあるので、総合的な情報提供が行われる点もR-Stoneの強みです。

R-Stoneは就労しながら転職を目指す人に向けて、20時開始までの面談を受け付けています。また、R-Stoneはフリーランス向けのIT、Web関連の求人も多数扱っています。

項目 内容
公開求人数 約3,792件(2024年5月24日現在)
非公開求人数 不明
運営会社 株式会社アールストーン
対応エリア 全国
料金 無料
公式HPURL 【R-Stone(アールストーン)】

社内SE転職ナビ

引用:社内SE転職ナビ

社内SE転職ナビは、アイムファクトリー株式会社が運営している、社内SEに特化した転職支援サイトです。

アイムファクトリーの活動拠点が東京と大阪にあるので、紹介案件は関東、関西が多いですが、地方に住む人に向けてオンライン面談も行っています。また、面談は平日20時30分開始に対応しますし、土曜日は10時から19時まで対応しているので在職中で平日の昼間は忙しい人でも相談しやすいように配慮されています。

また、社内SE転職ナビは求人の紹介だけにとどまらず、転職希望者のキャリアを分析したうえで転職活動の強みとなる部分を明確にしてくれます。さらに、企業の要求レベルに達していない点を指摘して、補うためのアドバイスもしてくれるなど細かいサポートが魅力です。

項目 内容
公開求人数 5,209件(2024年5月26日現在)
非公開求人数 不明(扱う求人の約7割は非公開求人)
運営会社 アイムファクトリー株式会社
対応エリア 北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫、愛知、福岡
料金 無料
公式HPURL 社内SE転職ナビ

社内SEの転職で転職エージェントを利用するメリット

この項目では、社内SEの転職において、転職エージェントを利用するメリットを解説します。

自分に合った転職先を業界に精通したエージェントが紹介してくれる

ひとくちに「社内SE」と言っても、大規模なシステムの企画・開発してきた人もいれば、既存のシステムを管理・運用してきた人もいるでしょう。また、JavaやC言語など、得意とする言語も就労環境によって異なります。

さまざまな職種を扱う総合的な転職エージェントでは、上記のような細かい違いを踏まえることは難しいですから、転職希望者と企業の両方がもどかしい思いをすることもあるでしょう。

一方、SEの仕事に精通した転職エージェントであれば、マッチング先のニーズを踏まえて、転職希望者のスキルや経験、要望やライフスタイルにあったサポートをしてくれます。

転職に有利な面接対策・履歴書(職務経歴書)の書き方をアドバイスしてくれる

社内SEであれば、これまでどのような種類や規模のシステムに携わってきたかを必ず問われます。そのため、社内SEの仕事を十分に理解した転職エージェントなら、企業が求めるスキルや経験値を理解したうえで、面接対策や履歴書(職務経歴書)の書き方をアドバイスしてくれるでしょう。

また、社内SEの転職にもポートフォリオは大きな役割をもちますが、社内SEの仕事に詳しい転職エージェントなら、採用担当者の心に刺さりやすいよう、ポートフォリオの内容にもアドバイスしてくれるでしょう。

雇用条件の交渉など言いにくいことも対応してくれる

転職を希望している側としては、まず内定獲得が最優先になりやすく、企業への要求をひかえてしまう人は珍しくありません。「企業に対して要求が多いと採用してもらえないのでは?」という意識が働くのはごく自然なことですから、自力で条件の交渉をするのは難しいのが一般的です。

しかし、転職エージェントであれば、企業に対して第三者的立場で接することができますから、給与や待遇などについても転職希望者本人より容易に交渉できます。そのため転職を果たすだけでなく、できるだけ良い待遇で転職したいと思う人にとっても転職エージェントは役立ちます。

社内SEとしての自分の市場価値を客観的に判断できる

転職エージェントを利用せず個人で転職を目指す場合、自己の市場価値を客観視しにくいので、エントリー先の選択にミスマッチが起きがちです。

一方、社内SEの転職を多数サポートしてきたエージェントであれば、転職希望者の市場価値を踏まえたマッチングをしてくれるので、レベルが高すぎる会社にエントリーしたり、レベルが低すぎる会社に入ったりするリスクを回避できます。

社内SEの転職エージェントを利用する流れ(相談~転職成功まで)

この項目では、社内SEとして転職したい人がエージェントサイトに登録したあと、転職を成功させるまでの流れを解説します。

  • 1.登録

    利用者は転職エージェントのサイトにアクセスして、指示項目を記入する必要があります。

  • 2.エージェントからのレスポンス

    利用者が登録した情報を見て、エージェントからのレスポンスがあります。

  • 3.面談

    エージェントと面談を行って、現状のスキルや転職に望むことを伝えます。

  • 4.求人紹介

    面談の内容を踏まえてエージェントが企業を紹介します。

  • 5.書類作成

    企業に提出する履歴書やポートフォリオを用意し、エージェントが添削を行います。

  • 6.書類選考

    書類を受け取った企業が選考を行います。

  • 7.面接対策

    面接に先駆けてエージェントと一緒に対策を行います。

  • 8.面接

    企業との面接を行います。

  • 9.転職成功

    企業からの内定があれば退職して新たな企業に入社します。

社内SEとしての転職を有意義なものにするための転職エージェントの活用方法

この項目では、社内SEとして転職を成功させるための、有効な転職エージェントの活用方法を解説します。

一つに絞らず複数の転職エージェントに登録する

転職エージェントはそれぞれ関係性が深い取引先があり、主要な顧客が存在します。そのため、同じ転職希望者に対しても、マッチングする企業が異なりますから、複数の転職エージェントを活用すると、マッチング先を比較しながら転職活動を有利に進めることができます。

とはいえ、転職エージェントは多ければ良いというわけでもありません。管理できないほど多くの転職エージェントに登録すると、メッセージなどに対応するのが大変ですし、マッチングされる企業への対策にも集中できないからです。そのため転職エージェントは1社に絞るのではなく、2~3社に登録することをおすすめします。

また、同時に複数の転職エージェントを利用する場合、その旨を各担当者に伝えることも必須です。転職エージェントは仕事としてマッチングや転職サポートを行っていますから、競合する対象があることで適度な緊張感をもってサポートをしてくれるからです。

スキルや経歴など等身大の自分を転職エージェントに伝える

転職エージェントは提供された情報をもとに最適なマッチングをしようと考えますから、嘘をつかないこと、スキルや経歴、経験値などは正しく伝えることを徹底してください。

「できるだけ良い会社に入りたい」「高待遇、好条件を獲得したい」、と思う気持ちは誰しもありますが、嘘をついて転職すると苦しむのは自分自身です。また、転職活動中に嘘が露見すれば、活動がしにくくなりますからマイナス要因にしかなりません。

そのため、ぜひ等身大の自分を転職エージェントに伝えるようにしてください。

転職の希望条件を妥協せずに伝える

年収や待遇、働き方や配属先など、転職において希望することがあれば、遠慮や妥協をせず、すべて転職エージェントに伝えましょう。

なかには実現が難しい要望があるかもしれませんが、転職エージェントは実現の可能性がある要望は必ず企業に伝達しますし、明らかに叶わない希望は企業に伝えることなく転職希望者に伝えてくれます。

これらの点を踏まえて、希望する条件があれば、何でもエージェントに伝えておきましょう。

転職エージェントに対して真摯な対応をする

転職エージェントに対しては、約束を守ること、メッセージには早めに対応することなどを意識し、極力真摯な対応をしましょう。

転職を希望する人は、エージェントを自分サイドの人と思うかもしれませんが、エージェントは企業と転職希望者の両方に満足してもらうことを目指して仕事をしています。そのため、「明らかにビジネスマナーが足りない人」と判断された場合、大切な取引先である企業へのマッチングを拒否されることもあります。

一方、転職エージェントに「誠実な人」として信頼されれば、その点も含めて企業にアピールしてもらえますから、転職活動のプラス要素になります。

自分と担当者の相性が良くないと感じたら早めに伝える

もしエージェントとの相性が良くないと感じたら、早めに申し出て担当を交代してもらいましょう。人間同士である以上、相性が悪い人が存在するのは無理のないことです。

また、多くのエージェントは真摯な仕事をしていますが、中には不誠実な人もいるかもしれませんから、「誠意をもって接しているのに信頼関係が結べない」と判断した場合、エージェント会社に連絡して担当を変えてもらいましょう。

社内SEの転職に関するよくある質問

この項目では、社内SEの転職に関連してよくある質問にお答えします。

社内SEの平均年収を教えてください

「求人ボックス 給料ナビ」の統計によれば、2024年4月30日現在の社内SEの平均年収は497万円と報告されています。

一方、国税庁が発表している「令和4年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本の給与所得者の平均年収は458万円とされているので、社内SEは、平均値よりもある程度高い収入を得られる職種と考えて良いでしょう。

また、社内SEの仕事で年収1,000万円を超える人も少なからず存在しますから、頑張ってスキルアップ、キャリアアップを果たせば、高収入を得ることも可能です。

社内SEに求められるスキルや有用な資格を教えてください

社内SEとして転職するのであれば、まず求められるのはシステム開発やプログラミングなどの実用的スキルです。また、プロジェクトの予算やスケジュール、リソース配分などをマネジメントできるスキルや社内での折衝能力がある人は転職を有利に進められるでしょう。

社内SEの転職に有効な資格としては、基本情報技術者試験応用情報技術者試験などがあります。これらの資格試験は転職時のアピールポイントになるだけでなく、SEとして必要な知識の補強にも役立つので、ぜひ前向きに資格取得に挑んでみてください。

未経験から社内SEに転職するのは難しいですか?

社内SEは少数精鋭で業務を遂行している会社が多いため、即戦力を求められることが多い特徴をもっています。そのため、まったく経験が無い状態から転職を成功させるのは容易ではありません。

とはいえ、未経験でも社内SEを目指す人を採用する企業も確実に存在します。そのため、未経験から社内SEを目指すのであれば、企業との太いパイプをもつ転職サポートを利用して、有効な情報を得ることをおすすめします。

社内SEとITエンジニアの違いを教えてください

ITエンジニアとは、ITに関連する技術者の総称であり、SEを含みます。SEはシステムエンジニアの略称であり、ITエンジニアの中で、システム開発を行う技術者を指します。社内SEはSEの中でも活躍の場を自社内に限定している仕事です。

つまり社内SEはITエンジニアを細分化した中のひとつの職種であるため、「違い」は業務内容ではなくカテゴライズの段階です。

社内SEのキャリアパスを教えてください

社内SEのキャリアアップのルートは、社内SEのまま技術者としてスペシャリストを目指す道と、プロジェクトマネージャーやITコンサルタント、インフラエンジニアなど関連する職種に移行する道、社内SEのマネージャーを経て管理職に移行していく道などが考えられます。

また、社内での立ち位置を上げていく方向性と、転職によってキャリアアップする方向性、さらにフリーランスになる方向や起業して経営者となる方向も考えられます。

社内SEは忙しいことが多いと聞きますが本当ですか?

社内SEが忙しいかどうかは、就労先によって大きく異なります。業務の定型化が進んでいることで、予定外の残業がほとんどない社内SEも存在しますし、社内の「何でも屋」化していることで非常に多忙な状態で働いている社内SEもいます。

このように「社内SE」と言っても忙しさの度合いは会社によって大きく異なるため、転職先がどの程度忙しいかは事前に転職エージェントから情報を得ておくことをおすすめします。

社内SE向けの転職エージェントは一般的な転職エージェントとどういった違いがありますか?

社内SE の仕事に詳しい転職エージェントであれば、IT系やWeb、ゲーム業界の企業との取引を日常的に行っていることが多く、各企業の内情にも精通しています。そのため、企業と転職希望者の両方にとって的確なマッチングが期待できます。

また、対象企業との関係性の強さから非公開求人を多数扱っているので、一般的な転職エージェントでは得られない情報を獲得できるメリットもあります。

さらに、履歴書や業務経歴書の書き方、面接対応なども業界のセオリーを踏まえてアドバイスしてくれるので、社内SE向けの転職エージェントを選ぶメリットは非常に豊富です。

【まとめ】社内SEとして後悔のない転職のために、転職エージェントを利用しよう!

社内SEとしての転職を目指す人に向けて、おすすめの転職エージェント10選を紹介した上で、転職に役立つ知識を多数紹介しました。

近年、企業にとって社内でのシステム開発やシステム管理の重要性は増すばかりなので、社内SEの存在価値も上がっています。そのため社内SEとしての経験やスキルをもつ人なら転職によってキャリアアップできる例は多数あります。

とはいえ、現職の責任を負いながら独力で希望や経験にあう企業を選ぶのは簡単ではありません。それを踏まえて、社内SEとしての転職を目指すなら、業界特化型の転職エージェントを積極的に利用することをおすすめします。