QAエンジニアはクオリティ アシュアランス エンジニアの略語で、品質保証をおこなう技術者を指します。機械工学などでもQAという言葉は使われますが、「QAエンジニア」と呼ぶ場合、IT、ソフトウェア関連の品質管理技術者を指すことが一般的です。
比較的新しい職種なため、まだ国内のQAエンジニアは少なく、需要が高い仕事なので転職希望者も増えています。とはいえ、望めば誰でも簡単にQAエンジニアに転職できるわけでもありません。
そこでこのコラムでは、QAエンジニアへの転職を目指す人に向けて、QAエンジニア向けの転職エージェント10選を紹介します。また、転職エージェントを利用するうえでの注意点なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
QAエンジニアのキャリア別おすすめ転職エージェント
QAエンジニアとして転職エージェントを選ぶ際には、転職軸にあったところを選ぶことが非常に重要です。そこでこの項目では、未経験からQAエンジニアを目指す人、QAエンジニア経験者として転職を目指す人、QAエンジニアとして大企業で活躍したい人の3タイプに分けて、適した転職エージェントをおすすめします。
なお、この項目で紹介するエージェントは、当コラムの「QAエンジニアの転職に強い!本当におすすめの転職エージェント10選」の項目で詳しく紹介していますので、ぜひご参照ください。
未経験からQAエンジニアを目指す人向け転職エージェント
業界特化型の転職エージェントの中には、経験者のみを対象として転職サポートしているところもありますから、未経験からQAエンジニアを目指す場合、どの転職エージェントでも良いわけではありません。仮に「未経験者不可」と書いていないとしても、ハイクラス向けの転職エージェントは避けた方が良いでしょう。
未経験者にとって相談しやすい転職エージェントとしては、履歴書や職務経歴書の作成に自信がない人に向けてオリジナルのテンプレートを提供しているアルバトロス転職、20~30代の若い層への転職サポートに注力するツナグバ、登録から内定が出るまでの期間短縮にも力を入れているGeeklyなどがあります。
QAエンジニア経験者として転職を目指す人向け転職エージェント
QAエンジニア経験者として転職を目指すのであれば、クリエイターとしてキャリアアップしたい人へのサポートを得意とするCREATIVE VILLAGEや、「自分らしく働ける会社へ」という理念をもって転職サポートを行っているアルバトロス転職がおすすめです。
また、転職活動のプロセスを簡易化して企業対策を行っているマイナビクリエイターや、柔軟でスピーディーな交渉を得意とするR-Stoneなどもあります。
QAエンジニアとして大企業で活躍したい人向け転職エージェント
大企業に所属するQAエンジニアを目指すのであれば、ハイクラスのSEやITエンジニアの転職に特化し、月収100万円以上の案件も多数扱っているTecgateエキスパート、全求人が年収500万円以上で年収アップ率が95%以上をアピールするTechClipsエージェント、「量より質」を重視した求人を多く扱っているHIGH-FIVEなどへの登録をおすすめします。
QAエンジニアの転職に強い!本当におすすめの転職エージェント10選
この項目では、QAエンジニアの転職に強い転職エージェント10選を紹介し、それぞれの概要や特徴を解説していきます。転職エージェントにはそれぞれ特徴があるので、まずしっかり比較して自分にあったところを選んでください。
Tecgateエキスパート
Tecgateエキスパートは、システム開発歴20年の実績をもつ株式会社セルバが運営している転職エージェントです。
ハイクラスのSEやITエンジニアの転職に特化しており、月収100万円以上の案件も多数扱っています。また非公開求人の扱いも多く、希少枠の求人を紹介できるのもTecgateエキスパートの特徴です。フルリモートの案件も扱っているので、居住地域に関わりなく転職の相談ができます。
さらに、Tecgateエキスパートを利用すると、転職希望者のキャリアプランにあわせた案件を紹介してくれること、業界に精通したキャリアコンサルタントが転職をサポートしてくれること、企業への希望条件を担当者が丁寧に交渉してくれることなどのメリットを享受できます。
項目 | 内容 |
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公開求人数 | 不明 |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社セルバ |
対応エリア | 不明 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | Tecgateエキスパート |
マイナビクリエイター
マイナビクリエイターはWebやゲーム、IT関連業界に特化した転職エージェントで、専門性、マッチング力、満足度の3点を強みとしてアピールしています。
マイナビクリエイターにはITやWeb業界出身のキャリアアドバイザーが在籍しているので、効果的なポートフォリオの作り方をアドバイスしてもらえます。また、業界に精通したキャリアアドバイザーだからこそ、転職希望者の経験やスキル、企業側のニーズを踏まえた適切なマッチングが期待できます。
さらに、転職活動プロセスを簡易化してくれる点や企業対策の総合性が高い点などで転職希望者の満足度向上を目指す方向性も魅力です。ほかにも、キャリアアドバイザーが担当する転職希望者数を絞って、対応を細やかにするなどの工夫も見られます。
項目 | 内容 |
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公開求人数 | 不明 |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | マイナビクリエイター |
CREATIVE VILLAGE
CREATIVE VILLAGEは、1990年の設立以来30年以上の歴史をもつ株式会社クリーク・アンド・リバー社が運営しています。Web、ゲーム、映像、広告など多数の業界の案件を扱っており、業界ごとに選任のエージェントがいるので、転職希望者のスキルや要望を踏まえたマッチングを得意としています。
CREATIVE VILLAGEは、正社員、契約社員としての求人だけでなく、派遣社員として働く道もサポートしていますし、社員雇用を目指してまず派遣社員として働く紹介予定派遣も扱っています。また、フリーランス向けの案件も紹介しているなど、幅広い対応も魅力です。
また、CREATIVE VILLAGEは東京、大阪、名古屋、札幌、福岡、仙台にオフィスをもっているため、全国的なサービス展開ができます。
項目 | 内容 |
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公開求人数 | 75,000件以上(非公開求人含む) |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | CREATIVE VILLAGE |
TechClipsエージェント
TechClipsエージェントは、IT系のエンジニアやコンサルタントへの転職を目指す人に向けた転職支援サービスです。
TechClipsエージェントはマッチング率の高さや2024年5月現在で転職後1年以内に離職した人が8年連続ゼロであることなどをアピールしています。また、全求人が年収500万円以上であること、年収アップ率が95%以上であることなども特徴的です。
さらに、業界経験が豊富なエンジニア出身のコンサルタントが多いうえに、現役エンジニアもコンサルタントを務めているので、転職希望者の強みを企業に伝えやすく、キャリアプランの相談にも対応可能です。登録後の面談はオンラインでもできますし、土曜、日曜のほか夜間にも対応してくれるそうなので希望の時間をご相談ください。
項目 | 内容 |
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公開求人数 | 2024年5月25日現在704件(取引会社1,000社以上) |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | Notari株式会社 |
対応エリア | 東京都内 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | TechClipsエージェント |
アルバトロス転職
アルバトロス転職は2022年に設立された株式会社アルバトロスが運営しており、「自分らしく働ける会社へ」という理念をもっています。
対応エリアは全国におよび、常時1万件以上の求人を保有しています。また、年中無休、朝9時から23時までサポートしてくれるので、在職中で日々多忙な人にもおすすめです。さらに、LINEを使って気軽に相談できますから、やり取りがしやすい魅力をもっています。申し込み後であれば、希望する人に向けてキャリアカウンセリングを提供していますし、その結果を踏まえて求人紹介もしてくれます。
ほかにも運営会社が、転職サポート以外に退職代行業やセルフ退職の支援もしているなど、退職関連で困っている人に特化したサービスがあるのも大きな特徴です。
項目 | 内容 |
---|---|
公開求人数 | 常時1万件以上 |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社アルバトロス |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | アルバトロス転職 |
HIGH-FIVE
HIGH-FIVEを運営するクリーク・アンド・リバー社は、クリエイターに特化したエージェントとしての活動を30年以上も続けています。そのため、「量より質」を重視した転職サポートができますし、転職希望者の「転職軸」を踏まえたアドバイスも行っています。
また、クリーク・アンド・リバー社は「プロフェッショナルの生涯価値の向上」と、「クライアントの価値創造への貢献」というふたつのミッションをかかげており、クライアントとクリエイターの双方の満足を目指しています。
ほかにも、HIGH-FIVEは書類選考通過率平均62%という高い実績をもっていますし、入社決定者の定着率が98.7%以上という数値から、適切なサポートやマッチングが行われていることもうかがえます。
項目 | 内容 |
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公開求人数 | 1309件(2024年5月25日現在) |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | HIGH-FIVE |
R-Stone
R-StoneはIT、Web、ゲーム業界に特化した転職エージェントです。ITやWeb業界に関連する知識を豊富にもつコンサルタントやキャリアドクターが転職をサポートしてくれるので、柔軟でスピーディーな交渉が期待できます。
運営元であるアールストーンは2007年に設立され会社で、約2万人のキャリア相談を受けてきた実績があり、2024年4月末時点で約3,000の会社との取引を行っています。専属コンサルタントの細やかな対応と、チーム体制によるフォローがあるので、総合的な情報提供が行われる点もR-Stoneの強みです。
R-Stoneは就労しながら転職を目指す人に向けて、20時開始までの面談を受け付けています。また、R-Stoneはフリーランス向けのIT、Web関連の求人も多数扱っています。
項目 | 内容 |
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公開求人数 | 約3,792件(2024年5月24日現在) |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社アールストーン |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | 【R-Stone(アールストーン)】 |
ツナグバ
ツナグバは20~30代の若い層への転職サポートに注力しており、社会人経験がある第2新卒の人に特化した転職エージェントです。
この年齢層であれば業務経験が少ないのは仕方のないことですが、転職活動をするうえで、スキルのアピールができない点に不安を感じやすいでしょう。ツナグバはそんな不安を持つ人に対して、中長期的な視点から、スキルアップが可能な仕事をサポートしてくれます。また、転職に必要な職務経歴書や履歴書などの書類作成を代行してくれるので、初めて転職する人にとっても心強い味方となってくれるでしょう。
転職アドバイザーは5,000人以上の相談実績をもっていますから、過去の豊富な経験を生かしたサポートやアドバイスが期待できます。
項目 | 内容 |
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公開求人数 | 常時1万社以上 |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | 株式会社ツナグバ |
対応エリア | 不明 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | ツナグバ |
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化したエンジニアとクリエイター専門の転職サポートです。求人検索の段階で「ITエンジニア求人検索」と「デザイナー求人検索」に分けられているので、インフラエンジニアが求める求人情報にたどり着きやすいメリットがあります。
また、レバテックキャリアの担当者は年に1万回以上も企業を訪問し、現場の情報を細かく収集しています。その際、人事やエンジニア、プロジェクトマネージャーなど複数の立場の人と交流し、その企業がもつスキルや職場の雰囲気、キャリアアップ支援や福利厚生の充実度、平均的残業時間など、細かい点まで情報収集を行っているため、利用者の希望を踏まえたマッチングが期待できます。
項目 | 内容 |
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公開求人数 | 24,000件以上 |
非公開求人数 | 不明 |
運営会社 | レバテック株式会社 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | レバテックキャリア |
Geekly(ギークリー)
GeeklyはエンジニアやクリエイターなどIT関連の職種に特化した転職サポートを、2011年の8月から展開しています。「業界の主要な会社との太いリレーション」をアピールポイントのひとつとしており、扱っている公開求人数が30,000件以上、非公開求人数9,000件以上、さらに独占求人も多数あるとのことです。
また、Geeklyは登録から内定が出るまでの期間短縮にも力を入れており、平均で約1ヶ月というスピーディーな対応も特徴のひとつとしています。
さらに、比較的最近まで首都圏を中心に転職サポート事業を展開していたGeeklyですが、2023年11月に大阪支社を開設して以来、関西圏のIT関連の職種への転職サポートもおこなっています。
項目 | 内容 |
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公開求人数 | 30,000件以上 |
非公開求人数 | 9,000件以上 |
運営会社 | 株式会社Geekly(ギークリー) |
対応エリア | 首都圏、関西圏 |
料金 | 無料 |
公式HPURL | Geekly |
QAエンジニアの転職で転職エージェントを利用するメリット
ここでは、QAエンジニアの転職活動を行う際に、業界特化型の転職エージェントや転職サイトを利用することのメリットを解説します。
自分に合った転職先を業界に精通したエージェントが紹介してくれる
業界に特化した転職エージェントは、対応する業界の仕事の流れや業界用語、業界特有の必須スキル、転職の傾向などを細かく把握したうえで、企業が求める人材を理解しています。
例えば総合的な転職エージェントは広く浅く多くの業界に接触していますから、テストエンジニアとQAエンジニアに対して企業が求めるスキルの違いを細かく把握することは困難です。
一方、IT業界に特化した転職エージェントであれば、企業が求めるスキルや経験を理解していますし、転職希望者の立ち位置を正しく把握できますから、総合的な転職エージェントにはできない適切なマッチングが可能なのです。
転職に有利な面接対策・履歴書(職務経歴書)の書き方をアドバイスしてくれる
業界特化型の転職エージェントは、その業界への転職を目指す人の履歴書や職務経歴書を無数に見ていますし、成功例も失敗例も多数把握しています。また、企業の採用担当者と顔をあわせる機会も多いので、面接に関して企業ごとに有効な対策を持っていることも少なくありません。
これらの点を踏まえると、業界特化型の転職エージェントを利用せずに専門性が高い業界への転職を考えるのは、地図をもたずに見知らぬ土地に踏み込むようなものです。転職成功というゴールに、早く確実にたどりつきたいのであれば、自力で転職活動をするより業界特化型の転職エージェントを利用するようおすすめします。
雇用条件の交渉など言いにくいことも対応してくれる
転職希望者としては、「企業に対して要求が多いと採用してもらえないのでは?」という意識が働きやすいので、雇用条件の交渉は妥協しがちです。
しかし、転職エージェントなら、企業に対して第三者的立場から、給与や待遇などを交渉してくれます。そのため転職を果たすだけでなく、有利な条件で転職したい場合にも転職エージェントは役立ちます。
QAエンジニアとしての自分の市場価値を客観的に判断できる
自力で転職活動をする場合、自分自身の市場価値がわからないことから、レベルが高い企業にエントリーして相手にされなかったり、要求可能な給与以下で働くことになったりしがちです。
一方、業界特化型の転職エージェントは多数の転職希望者を見てきた実績と、企業が望むレベルを把握しているので、面談によって市場価値を判断したうえでマッチングしてくれます。
QAエンジニアが転職エージェントを利用する流れ(相談~転職成功まで)
この項目では、QAエンジニアとして転職する際に、転職エージェントを利用して転職を成功させるまでの流れを解説します。
- 1.エージェントへの登録
転職エージェントのサイトにアクセスして、指示される事項を記入する必要があります。登録は、多くの場合数分で終わる簡単な作業です。
- 2.エージェントからの対応
転職希望者が書き込んだ情報を見て、エージェントからの反応があります。
- 3.エージェントとの面談
エージェントと面談を行って、相互理解を深めます。
- 4.マッチング、求人紹介
面談の内容を踏まえてエージェントが企業をマッチングします。
- 5.書類作成
紹介された企業に提出する履歴書などを用意すると、エージェントが添削してくれます。
- 6.企業による書類選考
書類を受け取った企業が選考を行います。
- 7.エージェントとの面接対策
面接に先駆けてエージェントと一緒に対策を行います。
- 8.企業との面接
企業との面接を受けます。エージェントのアドバイスを生かして転職を成功させましょう。
- 9.転職成功
企業からの内定があればエージェントが出社日などを調整し、転職先への入社が叶います。
QAエンジニアとしての転職を有意義なものにするための転職エージェントの活用方法
ここでは、QAエンジニアとして転職を成功させるための、有効な転職エージェントの活用方法を解説します。
一つに絞らず複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントは1社だけに絞らず、2~3社程度は登録することをおすすめします。1社だけを利用していても得られる情報が少ないですし、なんらかのトラブルがあると転職活動が止まってしまうからです。
とはいえ、あまり登録数が多いとメッセージに対応するのも大変で、良い情報が来ても適切な対応ができない可能性があります。これらを踏まえると、2~3社程度に登録することが適当です。
ただし複数の転職エージェントを使う場合は、必ず他社にも登録していることをエージェントに伝えてください。これによって、複数の転職エージェントから同じ企業に情報提供されることが避けられます。
スキルや経歴など等身大の自分を登録する・転職エージェントに伝える
転職エージェントは転職希望者のスキルや経歴を踏まえてマッチングを行うので、嘘をつくのは厳禁です。嘘の情報で転職すると転職後に苦労しますし、転職活動中に嘘が発覚すると転職活動に支障がでます。そのため必ず等身大の情報を伝えるようにして下さい。
転職の希望条件を妥協せずに伝える
転職に際して給与や待遇、配属先や勤務地など、希望する点があれば妥協せずに転職エージェントに伝えましょう。妥協や遠慮で伝えなかった条件は叶うことはありませんが、転職エージェントや企業の理解があれば、個人としては難しいと思えた希望でも叶うこともあります。
転職エージェントに対して真摯な対応をする
転職エージェントは大切なビジネスパートナーとして、真摯な対応を心掛けましょう。転職エージェントのメッセージに対応しなかったり横柄に扱ったりすると、転職エージェントとしても優良な企業を紹介するモチベーションを保てません。
一方、真摯に対応していれば、それによって得られる好印象が企業に伝達されて、転職する上でのプラス要素にもなります。
自分と担当者(サイト)の相性が良くないと感じたら早めに伝える
エージェントとの相性が良くないと感じたら、早めに伝えて、担当の交代を考えましょう。人間同士であれば相性が悪い人は存在しますから、合わない相手と無理にやり取りする必要はありません。
また、多くの転職エージェントは真摯に転職サポートをしていますが、中には不誠実な人もいるかもしれません。もしも、「自分は誠意をもって接しているのに、エージェントが誠意ある対応をしてくれない」と判断した場合、転職エージェントの事務所に相談するなどして担当を変えてもらいましょう。
QAエンジニアの転職に関するよくある質問
この項目では、QAエンジニアの転職に関連してよくある質問にお答えします。
QAエンジニアの平均年収を教えてください
「求人ボックス」によれば、QAエンジニアの2024年6月24日時点の平均年収は619万円と報告されています。
一方、国税庁が発表している「令和4年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本の給与所得者の平均年収は458万円とされているので、QAエンジニアは、平均的な年収よりも約160万円も多い収入を得られる職種であることがわかります。
このように高収入を得やすいことからQAエンジニアを目指す人は多く、ライバルも多数存在します。そのため転職を有利に進めるには、自分の目的や方向性にあった転職エージェントを利用することが重要です。
QAエンジニアに求められるスキルや有用な資格を教えてください
QAエンジニアの主たる業務はソフトウェアの品質管理ですから、品質保証の専門知識やテスト技法を習得していること、ソフトウェア開発に関連する知識をもっていることが要求されます。
有効な資格としては、一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)が運営するIT検証技術者認定試験(IVEC)や一般財団法人日本科学技術連盟が運営するソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)のほか、日本規格協会(JSA)運営のQC検定などがあります。
未経験からQAエンジニアに転職するのは難しいですか?
QAエンジニアは品質を保証する仕事なので、ソフトウェアの開発や品質保証の知識やスキルを求められます。そのため、比較的経験者の採用を望む企業が多い傾向が見られます。
とはいえ、QAエンジニアの需要は高まっていますから、未経験者にチャンスがないわけではありません。QAエンジニアとしては未経験でも、ソフトウェア開発などの経験があればチャンスは広がりますし、ソフトウェアのQAに関連する資格取得もおすすめです。
QAエンジニアの仕事内容を教えてください
QAエンジニアの仕事内容は、ソフトウェアのテストに関して、テスト手法の設計や実施、その結果の分析や検証、テスト結果の共有や問題の改善などです。
上記を遂行するにあたって、テストのスケジュール管理や打ち合わせ、報告書の作成や報告業務なども行う必要があります。
QAエンジニアのキャリアパスを教えてください
QAエンジニアのキャリアパスとしては、技術を高めてシニアQAエンジニアになる道や品質管理業務を統括するQAマネージャー、QA業務の最上位とも言われるQAコンサルタントになる道があります。
また、QAに関連する業務としてテストの定義や計画をおこなうテストアナリストや、プロジェクト全体を統括するプロジェクトマネージャーを目指す人も存在します。
QAエンジニア向けの転職エージェントは一般的なものとどういった違いがありますか?
QAエンジニアなどのIT関連業務に特化した転職エージェントは、まずほかの業種の求人を扱わないので、不要な情報が邪魔になるストレスを低減できます。
また、業界特化型の転職エージェントは、転職希望者の要望と企業のニーズを踏まえたマッチングをしてくれるので、ミスマッチが起こりにくいことも大きなメリットです。
さらに、QAエンジニアに詳しい転職エージェントなら、履歴書や職務経歴書、面接対策などのアドバイスも的確ですし、非公開求人に接しやすいなどメリットが豊富です。
【まとめ】QAエンジニアとしてのキャリアアップには転職エージェントが強い味方!
QAエンジニアとしての転職を目指す人に向けて、おすすめの転職エージェントを紹介した上で、転職に役立つ知識を多数紹介しました。
ITの使用は現代の企業にとって必須のことなので、QAエンジニアの需要は多数存在します。そのため転職事情は明るいですが、自力で希望にあう企業を選ぶのは簡単ではありません。それを踏まえて、QAエンジニアへの転職を目指すなら、業界特化型の転職エージェントを上手に利用しましょう。