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未経験からエンジニアになるには?失敗しないための準備・職種・勉強法を徹底解説

IT/Web業界

「未経験からエンジニアになれるのだろうか?」と思っている人は少なからず存在します。このコラムでは、実務未経験者がエンジニアとして転職できるのかを解説したうえで、失敗しないための準備や勉強方法などを紹介します。

未経験でもエンジニアは目指せる?

「未経験からエンジニアなんて…」と思っている人に、最初に結論を述べると、未経験からでもエンジニアになることは十分可能です。

もちろん経験があり、スキルや知識が豊富であるほどエンジニアとして転職しやすいのは事実ですが、未経験からエンジニアになる人は少なからず存在します。ITやWeb、ゲーム業界では慢性的にエンジニアが不足しているので、未経験者可とする求人が多数出ているからです。

そのためここからは、未経験からエンジニアになるのは可能という前提で、単にエンジニアを目指すだけでなく、後悔しない方法や、転職を効率的に進めるために役立つ知識を解説します。

未経験からエンジニアになるメリットとリスク

未経験からエンジニアになる場合、まず職種としてのメリットやデメリットを正確に把握しておくことが重要です。また、エンジニアは向き不向きがある仕事でもあるため、性格的な適性の有無をチェックできるように、向いている人と向いていない人の特徴も解説します。

メリット

IT、Web、ゲームなどの業界では、エンジニアが圧倒的に不足しています。そのため求人数が多いですし、近い将来に不要になるリスクが薄いのは、エンジニア全体の大きなメリットです。

ちなみに厚生労働省は2024年(令和6年)3月に「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業」についての調査報告を出しており、少子高齢化の影響でIT人材の不足は2030年まで続くと報告しています。

このように、省庁がIT系の人材不足を明確に示唆し、対策が必要であると警告している点からも、エンジニアの需要は今後も高いと予想できます。

また、エンジニアは収入面でもメリットがある職業です。2024年(令和6年)9月に国税庁が発表した数値によれば、その前年の日本の給与所得者の平均年収は460万円でした。

一方、求人ボックス給料ナビによれば、2025年4月22日時点のITエンジニアの平均年収は約470万円とほぼ日本の年収と変わりないですが、同じサイトでシステムエンジニアに限定して確認すると518万円と年収が高めです。さらに、同サイトでデータベースエンジニアについて確認すると、596万円となっており、日本の平均年収より130万円以上高い職種も存在します。

ちなみに最初に紹介したITエンジニアは非常に広いくくりであり、データベースエンジニアは細分化された職種です。これらの数値から、ITエンジニアの年収は日本全体の平均値より高いこと、その中にさらに高給を得やすい仕事があることがわかります。

さらに、エンジニアとして実務を経験すれば手に職がつきますし、エンジニアとして未経験ではなくなるメリットもあります。前述したようにエンジニアの仕事需要は大きいですし、高給を得やすい職種もあります。それを踏まえて、仮に未経験で最初に就いたエンジニア職が好待遇でなかったとしても、そこで経験値をあげて転職すればステップアップも可能です。

もちろん、スキルや経験が上がれば転職をしなくても入った会社で給料や待遇が上がっていくこともあります。そのため未経験でエンジニアに転職したら、まずはスキルアップや経験を積むことに注力しましょう。

リスク

エンジニアは知識やスキルを問われる仕事なので、それらを身につけるために少なくない労力を投入する必要があります。また、技術の進歩は常に起こっているので、若いときに頑張って勉強すればその知識で何十年も働けるといった仕事ではありません。そのため、転職に向けて学習する必要があるだけでなく、転職成功後も学習を続ける覚悟が必要です。

また、エンジニアの仕事には納期がつきものなので、スケジュールに追われることもあります。その度合いは会社の体制や案件にもよりますが、納期に関するストレスがあることは予想しておくべきでしょう。

未経験からエンジニアになるのに向いている人・向いていない人

未経験からエンジニアになるうえで、向き・不向きは考えておくべき要素です。エンジニアに向いているのは以下のような特徴がある人です。

・IT、Webなどに興味がある人

・学習意欲や向上心、新しいものへの興味がある人

・地道な作業やデスクワークが苦にならない人

・論理的な思考が得意な人

・集中力を持続できる人

一方エンジニアに向かない人もいますので、その特徴を記載します。

・そもそもITに興味がない人

・学習意欲や新しいものへの興味が薄い人

・デスクワークやコツコツ机上の作業をすることが苦手な人

・論理的に考えるのが苦手な人

・集中力に自信がない人

未経験から目指せるエンジニア職種

ひとくちに「エンジニア」と言っても、実際には細かく細分化されています。そのため業界に詳しくない未経験者は「どんなエンジニアを目指したらよいのかわからない」と迷いがちです。

そこでこの項目では、未経験からエンジニアを目指す際に比較的挑戦しやすい職種を紹介します。

プログラマー

プログラマーはシステムエンジニアが行った設計に沿ってプログラミングを行う仕事です。要件定義や基本設計など、業務の根幹になる部分はシステムエンジニアが行うので、業界未経験者でも比較的採用されやすいメリットがあります。

エンジニア系の仕事の中では収入が低めですが、未経験者がキャリア形成するうえでの登竜門としておすすめです。

Webエンジニア

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの開発を行う職種です。Webエンジニアは、ユーザーに見える領域を扱うフロントエンドエンジニアと、サーバーやデータベースなどをユーザーから見えにくい部分を担当するバックエンドエンジニアに大別されます。

このうちで比較的未経験者が活躍しやすいのは、フロントエンドエンジニアです。フロントエンドエンジニアは言語の習得難易度が軽めですし、バックエンドエンジニアに比べると複雑な処理が少ないからです。

テストエンジニア

テストエンジニアはシステムやプログラムのテストを行う職種で、未経験者でも比較的採用されやすいメリットがあります。テスターやデバッガーと混同されることもありますが、テストエンジニアはテストやデバッグの計画や設計、結果の検証などを行うので、テスターやデバッガーに指示をする役割を担います。

ネットワーク・サーバーエンジニア

ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアは、インフラエンジニアに含まれる職種です。ネットワークエンジニアはネットワークの設計・構築・運用・保守(監視)などを担当し、サーバーエンジニアはサーバーの運用や保守のほか、設計・構築などを行います。

インフラエンジニアの中では、ネットワークエンジニアもサーバーエンジニアも比較的初心者でも採用されやすい仕事です。

未経験者向けのエンジニアとしてのスキル取得方法

ここからは、未経験のエンジニア志望者が、必要なスキルを獲得するための代表的な方法を解説します。

転職保証があるプログラミングスクール

プログラミングスクールはエンジニアとしてのスキル獲得に役立ちます。学ぶ内容が選べるのでほしいスキルや知識を身につけることができますし、わからない点は講師に質問できます。

また、プログラミングスクールの中には転職保証や転職支援してくれるスクールもあります。転職保証は年齢制限やきちんとカリキュラムを終了するなどの条件を満たしたうえで、転職できなかった場合は受講料を返却する方法で転職を保証してくれます。

転職保証があるスクールは受講料も高めですが、何らかの割引や給付金が受けられることもあるので、転職保証を希望する方はぜひ探してみてください。

また、転職保証はしていなくても、転職支援を行っているスクールもあるので、しっかり比較して予算やライフスタイルにあったスクールを選びましょう。

サイトや書籍を使った独学

プログラミングを学ぶ場合、サイトや書籍を利用する方法もあります。サイトや書籍を使って学習する方法は、比較的費用を抑えることができますし、時間や場所に縛られずに学べるメリットがあります。

ただし、わからない部分があって挫折したり、日々の忙しさの中で先送りにするうちに学習意欲を失くしたりするリスクもあります。そのため、ひとりでもコツコツ学習できるタイプの人におすすめです。

プログラミングの学習サイトは多数存在しており、文字情報のサイトや動画サイト、スマホアプリなど選択肢が豊富です。サイトやアプリごとに特徴があるので、自分にあったものを探してみてください。

未経験からエンジニアとして転職する際のポイント

ここからは、未経験からエンジニアとして転職する際に考えるべきポイントを解説します。

SES・受託・自社開発の違いを把握する

未経験可の求人を出している会社の中には、SESや受託、自社開発などの違いがあります。

SESとはシステムエンジニアリングサービスのことです。派遣会社と混同されがちですが、派遣の場合クライアントの会社で指示を受け、労働者は「人材」として派遣されます。また、報酬は派遣先で指示された作業にかかった時間に対して支払われます。

一方のSESは、委託契約を行って特定のプロジェクトや業務を遂行しますが、効率向上のためにクライアントの会社で実働します。そのためクライアントが指定する場所で働きますが、「人材」として派遣されるわけではありません。

SESは未経験者でも社員採用されやすいメリットがありますが、高額収入はあまり期待できません。専門性やスキルを習得するには良いので、未経験者のキャリア形成手段としておすすめです。

自社開発は外部の力を借りずに社内で開発のすべてを行うスタイルなので、雇用主と就労先が異なることはありません。ただし、雇用形態は正社員や準社員、契約社員など多様なので、雇用条件をしっかりチェックしてください。

研修・教育制度があるか

未経験者にとって学習の機会を得ることは非常に重要です。そのため、研修や教育制度への力の入れ具合にも着目しましょう。

また、社内研修はなくても、資格取得や勉強会への参加をサポートしてくれる企業もあるので、スキルアップの機会を提供してくれるかどうかを確認するようおすすめします。

福利厚生や残業の扱いに違和感はないか

求人情報に「福利厚生完備」といった表現がされていることがありますが、健康保険や厚生年金保険、雇用保険や労災保険などは法で定められているので、メリットではなくあって当然とも言えます。そのため、福利厚生の充実度を見る場合、通勤手当や住宅手当、育児休業や介護休業など、法定外の福利厚生に目を向けましょう。

また、残業に関して「ほぼ残業無し」といった記述はあいまいなので、月の平均残業時間を確認するようおすすめします。さらに、固定残業代、みなし労働時間など、毎月残業がある前提で残業費を最初から給料に含んでいるところもあります。この場合、見込んでいる残業代より多く残業をしなければならないところもあるので、やはり具体的な残業時間を確認しておきましょう。

「未経験可」の記載に含まれる意味合いを把握する

求人情報の「未経験可」という記載には、いろいろな意味が含まれています。

「専門性が低い仕事なので、経験がなくてもいい」という意味の場合、未経験者にとってはありがたいでしょう。しかし、ずっと簡単な仕事をしていると、スキルアップやキャリア形成は望めません。その点を理解しあて「まずエンジニアとしての就労実績を作りたい」と割り切って働くのは良いですが、「こんなはずではなかった」と後悔しないように注意しましょう。

また、「就労経験はなくても良いが、スキルや知識は必要」という求人もあります。その場合、自分ができることをアピールするために、ポートフォリオなどを作りこんでいきましょう。

さらに、「誰でもいいから人手が欲しい」という企業もあり、この場合ブラック企業であることも考えられます。ブラック企業かも知れないと思った場合、給料などの労働条件にあいまいな点がないか、未経験者を募集しているのに給料が高すぎないか、ネット上に好ましくない書き込みがないか、深夜に明かりがついていないかなどを確認しておくと安心です

転職エージェントを利用する

未経験からエンジニアを目指す場合、転職エージェントを利用する手もあります。転職エージェントは要望にあった企業をマッチングしてくれたり、応募書類や面接対策をサポートしてくれたりします。また、キャリア形成のアドバイスや、雇用条件の交渉なども頼めますから、利用してみることをおすすめします。

まとめ

未経験でエンジニアを目指す人に向けて、メリット・デメリットや目指しやすい職種、必要なスキルの取得方法などをまとめました。

未経験からエンジニアになることは難しい、と思っている人も多いでしょうが、未経験でも採用される人はいます。そのため、より効率よく、良い職場に転職できるように当コラムを参考にしてください。